住まいの傷跡 雨漏り・その他
屋根:塗替え工事でよくあるトラブル
出会いは・・・
写真左から1.2.3は未施工 4は3の縁切り施工 5はタフスペーサーで施工 6は5の拡大写真
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工事内容 | 屋根の塗替時に塗膜の切断作業「縁切り」という作業を行わないと雨漏りするって御存じですか? |
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施工ポイント
屋根の塗替えは一般的にローラーと刷毛で塗装しますのでコロニアル(カラーベスト)の重なり部分が塗膜で密着してしまいます。コロニアルに限らず屋根の材料というのは、それぞれの板が互いに重なり合って雨を凌いでます。そのため塗膜で雨水の抜け道を塞がれてしまうと屋根の継目から入った水は逃げ道がなく屋根材の裏を通って上へあがってしまい雨が室内に入るという訳です。また屋根の呼吸する隙間を失った屋根裏は機密性があがり結露となって雨漏りと同じ状況を作ります。最近の建物では機密性も上がり結露対策として換気する装置が設けられています。そこでこれらのトラブルを未然に防ぐため「縁切り」という作業は必ず行わなければなりません。縁切りとは通気性を適度に確保し下地の腐朽から建物を守るための作業です。最近ではタフスペーサーという縁切り作業を行わなくても屋根の隙間を確保する材料もあります。これらの作業を必然性を知らない、またそれすら知らない塗装業者は多数存在しますので、過去塗替えを行った方は一度点検をした方が良いと思います。雨漏りまではいかなくとも必ず下地は傷んでいます。